5月24日の米国市場はダウ平均以外は下落で終わった。
特にナスダックの下落幅は大きい。
まだバリュー株の方が下落は小さいというか銘柄によっては上昇しているものもある。
下記はグロース株とバリュー株のどちらが有利かを表したチャートになるが、
こちらは上昇するとグロース株有利で下落するとバリュー株が有利という事を表示しているが、2022年からほぼ下落している。
3月中旬から少し上昇はしているが短命に終わっている。
まだまだインフレが明確に改善してきているわけではないし、広告系企業はグロース株という枠組みの企業が多く、その企業が利益警告しているくらいなので、NDXが下落し続けていくのは仕方のないことかもしれない。
この状況下で自分のポートフォリオもかなりの含み損を抱えている。
ただ、あるYoutubeの動画を見てみた時に、下記のようなチャートを提示していた。
このチャートの青色の線が期待インフレ率を表しているが、要するに実際に起こった物価上昇率ではなく、人々(市場)のインフレに対する将来の予測値が下落してきているという事を表している。
さらに下記に載せた経済指標は米国の新築住宅販売戸数を表したものだが、
住宅価格が高騰したため、その住宅を購入できない人が増え、住宅工事をキャンセルしてきたりしているのだろう。
まだこれらだけではインフレが鎮静化してきているとは言い難いが、少なくとも高止まり状態から下落方向に向かい始めている可能性が高い。
しかし今現在の米国主要三指数の先物は下落している。
上記を見る限り、米国市場が開いてから指数は昨日より下落してスタートすることは間違いないだろう。
そして日付が変わって、深夜3:00にFOMC議事録が発表されるので、この時間帯に株価が乱高下するかもしれない。
最後にQQQの上位構成銘柄の比率を載せておく。
NDX全体が下落しているので銘柄ごとの比率に大きな変化はない。
ただ米国市場引け後にNVIDIAの決算があるので、その時間外の価格で比率の変化が起こるかもしれない。