へるへるの投資blog

QQQとVOOをメインに投資している米国株長期投資家です。

2022年6月16日の米国株市場の個人的展望

6月15日の米国市場は三指数ともFOMCの75bpsの利上げというパウエル議長の発言を受けて上昇したが、今現在の先物の価格を見てみると大きく下落している。

昨日の上昇はブルトラップの可能性が出てきた。

なので、今夜の米国株市場は下落スタートとなるだろう。

この動きは前回のFOMC後の動きと少し似ているかもしれない。

 

ちなみに前回のFOMCがあった時のNDXのチャートを下記に載せてみる。

5月4日にFOMCの記者会見が行われて上昇したが、その翌日は上昇幅より大きく下落している。

多分このような動きが今夜も行われる可能性が高い。

 

そして更に6月17日はメジャーSQという先物取引オプション取引清算が重なるという日なので、この清算日まで下落する事も考えられる。

まあ、メジャーSQを過ぎたら米国三指数が上昇するかと言われれば、今はインフレが鎮静化していないので、上昇する事はないと思われる。

 

ただ、このインフレが高い要因であるWTI原油の価格が少しづつ下落していっているのが気になっている。

下記がWTI原油のチャートになるが、

前日のFOMCの前から下落が始まっているのが分かる。

この状態が続いていけば、次回のCPIで市場予想を下回ってくる事が考えられる。

 

上記のグラフは6月10日のCPI発表時にどのセクターがどれくらいの割合を占めているかを表したものになるが、エネルギーが最も高い。

なのでWTI原油が下落すればエネルギーの割合も下がりCPIが予想を下回ってくるのではないだろうか。

そうなるとFRBも金融引き締めの強化を緩める等してきて、米国株が上昇に転じてくる事も考えられる。

 

今夜の米国株市場は大きく下落するとは思うが、自分はどうも転換点が見え始めてきたのではないかと思っている。

ただ、まだ確信とはなっていないので、WTI原油の動きや次回のCPIの結果を見定めていきたいと考えている。

 

最後にQQQの上位構成銘柄の比率を載せておこう。

比率の14位に位置しているAdobe Systemsという動画編集ソフトを販売している事で有名なソフトウェア会社が米国市場の引け後に決算発表があるので、注目しておこうと思う。

前回決算はEPS、売上高は予想を上回ったが、ガイダンスが市場予想より低かったため9%以上下落している。