6月23日の米国株市場は全体的に上昇で終えて、6月24日もこの流れを継続して上昇からスタートしそうだ。
ただインフレ鎮静化の兆しはまだ見えていないので、たとえこのまま上昇が継続していったとしてもどこかで大きく下落する事も考えられる。
大きく下落するタイミングとして考えられるのは7月に入ってからの雇用統計とCPIの発表、そしてFOMC記者会見だと思われる。
日程としては、
雇用統計 → 7月8日
CPI → 7月13日
FOMC記者会見 → 7月27日
となっているので、この日は株価が大きく動くと考えている。
そして最近少し気になっているのはハイイールド債の動きだ。
上記はハイイールド債と米国10年国債の利回りの差を表したチャートになるが、これが上昇している。
このチャートが上昇してくると米国株は下落しやすく、逆にこの利回りの差が下落すると米国株は上昇しやすいという関係にある。
下記はあるYoutuberさんが紹介していたハイイールド債と米国10年国債の利回りの差をS&P500のチャートと比較している画像になるが、
赤く囲ってあるS&P500が大きく下落している局面ではスプレッドが上昇している事が分かる。
となると、このスプレッドが下落し始めた時がS&P500のボトムまたはその近辺である可能性が高い。
このハイイールド債の値動きを追うのに適した金融商品と言えばHYGというETFが参考になると思う。
今現在のHYGの一年間チャートは下記のように推移している。
見ようによっては落ちるナイフ状態、または少し下落が落ち着いているようにも見える。
これを米国株のボトムを探る一つのツールとして観察しておくのも良いかもしれない。
最後にQQQの上位構成銘柄の比率を載せておこう。
昨日は半導体セクターが弱かったが比率としてはそれほど変化はなかった。
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