6月29日の米国市場はNDXとダウ平均は上昇でS&P500は下落で終わったが、どれも比率としては小幅なので、ほぼトントンといったところでしょう。
ただ6月30日は先物の動きからみると下落スタートとなりそうだ。
そして下記が6月30日に発表された米国の経済指標となるが
この中でも上から2番目に表示されているコアPCE物価指数が予想を下回ってきたので、インフレ懸念が少し後退してきている事が分かる。
また上から4番目の失業保険申請件数も予想より多くなっているので、景気後退懸念も上がり始めいているのではないかと読み取れる。
これらの事が重なって今夜の米国株市場は非常に弱い事が予想されるが、債券の方はかなり買われているようだ。
上記のように米国の主要債券の利回りが低下しているので、これは米国が景気後退に陥る可能性が高いと見て資金を債券に移動させているのだろう。
しかし来月のCPIの結果が最も重要だと個人的には思っているので、今回発表された経済指標だけではまだインフレ鎮静化にはほど遠いという感想です。
そのCPIの中でも割合の高いWTI原油のチャートを確認してみると
まだまだ下落したというより横ばいと言った方が適切かもしれない。
最後にQQQの上位構成銘柄の比率を載せておこうと思う。
昨夜は全体的に小幅な動きだったので比率に大きな変化はないように見える。
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