2022年5月6日の米国市場の主要指数はまたまた下落で終わった。
雇用統計の結果が、予想を上回ってきたというのが大きかったかもしれない。
そして米国10年債利回りも上昇。
おそらく米国の主要三指数が上昇してくるタイミングはCPIの結果を受けてからだとは思うが、そのCPIの予想が出てきた。
予想は8.1%となっており前回の8.5%よりも低くなっているので、インフレはピークを迎え下落しているようにも捉えられるが、実際は去年のインフレ数値からの上昇を表しているので、まだインフレは高い状態であると考えても良いだろう。
ちなみに丁度1年前のCPIは、下の表に示してあるように
すでに高くなり始めた辺りの数値だった。
なので、今回のCPIが予想を下回ってこないと株式市場は上昇してくるとは考えづらい。
ただ、もし市場予想の8.1%を超えてきた場合は、米国市場はかなり大きな下落をしてくるだろうと思われる。
8.1%を超えてくると、おそらく10年債利回りは急上昇し、金利上昇局面で下落しやすいNDXは更に下に掘っていくのではないか。
個人的には、以前ブログで示した下のNDX週足チャートのピンク色の線上である10636.79までは行くのではないかと思っている。
ここはPIVOTのS2(10541.31)と200週移動平均線が密集しているので、ここを下に破るのは相当な売り圧力が必要であるためだ。
ここまで下落すると、売ってくる人達もそれなりに減ってはくると思うのでここが一つの反転ポイントではないかと思われる。
以上を踏まえて、レバナス購入はCPIの結果を超えてきたら、しばらく静観。
もしCPIの予想通り、または下回ってきたらそろそろ購入時期が来たと捉えておこう。
ただ、資金を投入する時は少しづつがベストだろう。
あと、ちょっと気になっているがNDXのEPSが6日にかなり上昇している事だ。
下の表はbloombergさんのサイトでNDXと検索すると出てくるのだが、
ここのEPSが5日には448.22だったのだが...
数値が間違っている可能性もあるので安直にこの値を信じてはいけないが、もしこの数値が正しければ、株価はEPS✕PERで算出されるのでPERがかなり圧縮されたと判断できる。
目先のファンダメンタルに不透明感が出ている状態だが、ここは注目しておこう。
そして、下に表示したのはbarchartさんのサイトで確認できるNDXに連動しているQQQの構成銘柄比率を表したものだが、
一応上位1%以上の比率の銘柄を抜粋してみたが、3位のAmazonの比率が決算発表を受けて落ちてきているのだ。
ここでは6日の状態を表示していて5日の時点は見れないのだが、過去には7%を超えていて、現在は6%台になっている。
更にAmazonの株価が下落してくれば、ここの比率も下がりTeslaに抜かれるだろう。
指数に連動したETFはその時代に合った企業が上位に入ってくるので、この辺の管理も非常に楽である。
ここもETFを所持している者としては注視ておこう。