7月13日に発表されたCPIの結果は下記の通り9.1%となった。
まだCPIの結果から1日しか経っていないが、自分はここからの米国市場はズルズルと下落していくか横ばいの値動きだと考えています。
この高いCPIの結果を受けた直後の株式市場は大きく下落すると個人的には思っていたが、自分の予想よりも下落はせず場中にはNDXがプラ転する瞬間もあった。
そして最終的には下記のように若干の下落で引けていた。
このような値動きをしていたという所から、自分は少しづつ下落か、良くて横ばいの動きになるのではないかと思ったわけです。
一応このCPIの結果から7月27日のFOMCでは下記のように100bpsの利上げ予想が82.1%となっており、非常に高い。
CPIの発表までは75bpsの予想が一般的だったのだが...
ここまで大幅な利上げを行うと企業の資金調達のコストが大きくなり利益を圧迫しEPSが下がってくると思われるので、7月後半から始まる決算シーズンで主要な米国の大型企業のガイダンスが市場予想から下回る結果を出してきそうだ。
なので7月後半に向けて米国主要三指数は下落していくか、決算シーズンまでは横ばいで多くの企業が決算発表を出してきたどこかで大きく下落というパターンになると考えています。
しかし、こうした大幅な利上げを行い、あえて景気後退を演出させる事で人々の購買意欲を低下させインフレを鎮静化させた方が、長期的にみると必要な事かもしれない。
インフレを完全に鎮静化させないと再びエネルギー高騰からの様々なコモディティ価格上昇で、人々の生活コストが上がり結果的に生活困窮者が増えてしまうのではなかろうか。
なので、大幅利上げ後に株価が大きく下落したとしても、FRBは徹底的にインフレ鎮静化計画を推し進めて頂きたいと自分は思っております。
インフレが完全に鎮静化されれば、その後株価は不安材料がなくなり上昇以外の選択肢はなくなってくると考えております。
まあ実際は今回のCPIは6月の各種コモディティの価格なので、7月のコモディティの下落は反映されていないため、8月発表のCPIは低い事が予想できますが...
最後にQQQの上位構成銘柄の比率を載せておきます。
比率的には変化は見当たりません。
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