暑い8月も終わり9月に入って少し涼んできましたね。
ただ、株式市場は涼んでいるどころか冷え込んできました。
上記はNDXの日足チャートになりますが、8月中旬から下落トレンド入りしています。
ジャクソンホール通過後に大きな陰線。
そして雇用統計発表後に寄り天で陰線となり、今後も下落が続きそうなチャートです。
ジャクソンホール後にパウエル議長がインフレ完全根絶するまで利下げしない的な発言が効いているのでしょう。
更に今はボリンジャーバンドの-2σを日足が沿って動いているバンドウォーク中なので、テクニカル的にもここから上昇という兆候はなさそうです。
そして9月はアノマリー的にもS&P500が弱いという下記のようなデータもありますので、
ファンダメンタル、テクニカル、アノマリーのどれをとっても上昇するような理由がなさそうです。
そして9月5日は米国市場はレイバーデー(労働の日)となりお休みですが、9月6日から機関投資家が本格的に株式市場に参戦すると言われています。
となると、これまで以上にボラティリティの高い相場が続いてくる可能性がありますね。
一応どこまで下落してくるのか、個人的に考えてみようと思います。
下記はFactSetさんのサイトから抜粋したS&P500のPERの推移を表したチャートになります。
濃い青色の実線がS&P500のPERで、緑色の点線がS&P500の5年平均PER、青色の点線がS&P500の10年平均PER、赤色の実線がS&P500の20年平均PERです。
6月中旬にS&P500が付けた底値はPERでみると20年平均の15.5倍をほんの少し下抜け、そこから反転上昇しています。
そして、今は10年平均の17倍を下抜け始めたところでしょうか。
ちなみに5年平均のPERは18.6倍です。
PER15.5倍まで下落するとして、次回もその辺が底値と仮定するならば、おそらくS&P500は3700近辺となりそうです。
下記はS&P500(SPX)の日足チャートになりますが、
日足の3700近辺は丁度PIVOTのS2(3707.52)が引かれており、ここを一つの目安と見て資金投入するのが良さげかもしれません。
当然この値を下抜ける可能性もありますから、徐々に資金投入するのが良いと思います。
自分もここまでSPXが下落すれば、NDXもかなり売り込まれているはずなので、ちょっとレバナスに一部資金を入れてみたいですね。
ここまで長々と書いてしまいましたが、まとめると米国株はファンダ、テクニカル、アノマリーは弱く上昇の兆しはないが、おそらく20年平均のPER15.5倍(SPX約3700)がサポートになるかもしれないので、そこで一部資金投入です。
まあここまで下落しないという事もありえるわけですが,,,
最後にQQQの上位構成銘柄の比率を載せておきます。
比率的にNvidiaが下がってきているでしょうか。
米国株バナーをポチリして頂けると大変励みになります。