9月9日の米国株市場は上昇で終え、来週も少し強い可能性が出てきました。
自分は以前、9月の米国株市場は弱いと予想していましたが、ちょっと風向きが変わってきたように感じています。
下記のブログ内でその理由を書き込んでいました。
しかし、実際のNDXのチャートを見てみると、
雇用統計後に下がりはしましたが、次の週には反転上昇しています。
しかも、6月中旬からの上昇トレンドライン(青線)の線上を突破してきました。
今現在のNDXは赤色の50日移動平均線にタッチしている状態です。
ここから自分の予想通りにNDXが下落するのであれば、9/13のCPIの発表で予想を上回る結果が出る必要があります。
そして、CPIの予想は下記のように8.1%です。
この予想を上回る結果が出る可能性もありますが、WTI原油の下落トレンドがまだ終わっていないようなチャートの形なので、CPIが予想を超えるのはちょっと厳しいかなと思っています。
9/9の金曜はかなり上昇しましたが、ショートカバーの可能性が高そうです。
自分はまだ下落トレンドは続いていると考えています。
原油が下落トレンド入りしたのは、米国経済が景気後退すると見込んで売り目線になっている投資家が多いからだと思われます。
こうなってくるとCPIの結果もそれほど高い結果が出るとは考えにくく、そうなるとFRBが金融引き締めを更に強化してくる可能性が低くなると見込んで、NDXが上昇する要因となりそうです。
それに短期的にはFRBのメンバーが発言を制限されるブラックアウト期間に入ってしまったので、株価が上がった時にタカ派発言連発で上昇を抑えつける事がしづらくなっています。
もし、NDXが9/13のCPI後に上昇し始めたら、9/21のFOMCはちょっと注意した方が良いかもしれません。
おそらくパウエル議長がタカ派発言を連呼してくる可能性が高いので、そうなるとNDXは大きく売られると思われます。
まあ9/21はまだ先の事なので、とりあえずは9/13のCPIが要注目ですね。
最後にQQQの上位構成銘柄の比率を載せておきます。
1週間前よりもNvidiaの比率が0.25ポイントも下がっています。
決算もあまり良くない結果を出し、景気後退懸念で半導体が厳しそうです。
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