先週の金曜日に米国株主要三指数は久々に大きく下落していました。そして、今夜も下記のように先物の動きを見てみるとなかなかの下落からスタートしそうです。
この下落は今週のジャクソンホールシンポジウムが終了するまで続きそうです。
ジャクソンホールが終了すれば一旦は落ち着くと思っていますが、ここで今後のFF金利をこれまで以上に上げていく等のタカ派な発言が出てくると一気に下落を加速していく事も考えられます。
ですので、しばらくは様子見の時期になりそうです。
一応、自分はハイテクが今後の世界を引っ張っていくと考えているので主にNDXの値動きを中心に監視しているのですが、
上記のNDXの日足チャート見ると、今後下落が続くとすると、ジャクソンホール前に黄色の100日移動平均線(12770)辺りまで下落すると考えております。
ジャクソン後に更に下落を加速させるならばPIVOTのP(12433.56)付近まで下落するのではないかと思っています。この辺の値は赤色の50日移動平均線とボリンジャーバンドの-2σのラインが密集しているので、12433.56を下抜けるにはかなりの売り圧力が必要だと思っています。
以上の事から、自分の勝手な考えでは下落をし続けるとしても12433.56付近までではないかなと考えておりますが、もしこの12433.56を更に下抜けて下落するならば、それ相応のファンダメンタルな要因が必要だと思われます。
そのファンダの要因は自分はWTI原油の値動きだと考えております。
6月上旬から下落してきており、今後も下落が続いてくるかと思いきや、直近ではPIVOTのS1(88.738)がかなり意識されているようで、8月上旬からほぼこの付近でモミモミしている状態です。
このWTI原油が下落してこないと今後のCPIで予想を下回る結果が出てくる可能性が低くなるため、FRBは金融政策の更なる引き締めを行ってくる事が考えられます。
今のところFRBが9月21日のFOMCで政策金利をどの程度上げるかの予想では下記のように75bps利上げが54.5%となっています。
まだまだ金利をかなり上げていかないとインフレの鎮静化が持続するとは思えないという方が多いようです。
そして鎮静化が実際に持続しなければNDXは自分の考えた底値(12433.56)を軽々と下抜けてくると思われます。
しばらくはジャクソンまで様子見しつつ、WTI原油の動きに注目していきます。
最後にQQQの上位構成銘柄の比率を載せておきます。
Metaがまた3%を割ってしまいました。
米国株バナーをポチリして頂けると大変励みになります。