へるへるの投資blog

QQQとVOOをメインに投資している米国株長期投資家です。

2022年8月29日の米国株市場の個人的展望

先週はパウエル議長のタカ派的な発言で米国主要三指数は大きく下落しました。

おそらくこの下落は今夜も続きそうです。

下記は米国主要三指数の先物の動きですが、

どれも下落していますので、かなり厳しい状況からスタートしそうです。

 

ただ、下落が続くと個人的には思っていますが、債券市場はそれほど反応していません。

下記は米国の10年国債の利回りのチャートになりますが、

8月に入ってから上昇トレンド入りしているように見えますが、直近では上昇に歯止めがかかり、5月上旬の高値が意識されているような状態。

 

そして、FRBの金融政策の影響を受けやすいと言われている米国2年国債の利回りのチャートは下記のようになり、

こちらも8月から上昇してきましたが6月中旬の高値をトライして、今現在は上抜けられていないという状態です。

 

債券投資家はパウエル議長の発言に対してはそれほど大きく反応していないといったところでしょうか。

これら債券利回りが大きく動くとすれば少し先の話になりますが、9月13日に発表されるCPIではないかと思っています。

今現在のCPI予想は下記のように8.7%予想となっています。

この予想の値は、CPI発表が近づくにつれて変化してくるので、たまに確認した方が良いです。

CPIの結果が予想を上回れば再び債券が売られて利回りが高くなり、米国主要三指数は下落してくると思われます。

 

その他に少し気になるは米国株のアノマリーで、9月はパフォーマンスがよろしくないというデータがあります。

下記は中間選挙のある年の米国株のS&P500のそれぞれの月のデータですが、

9月は1年の中で最もパフォーマンスが悪い月となっています。

CPIの結果でどうなるかは分かりませんが用心しておいても損はなさそうです。

 

以上の事から、株価の下落はそれほど長く続きそうではないが(アノマリー的にはちょっとキツイ)、9月のCPIの結果次第で大きく変わる可能性が高いと思っています。

 

最後にQQQの上位構成銘柄の比率を載せておきます。

SOX指数が金曜に大きく下落したこともありNvidiaの比率が3%以下になってしまいました。

 

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