8月に入って、まだまだ暑い日が続いておりますが、台風が上陸しているとの事で十分注意してください。
そして、そんな中でも自分は米国市場の動向を追っかけております。
さて、今回は以前「今すぐ知っておきたい米国債券ETF①」というタイトルで投稿したブログの第2弾となります。
その時のブログを↓↓↓に載せてみます。
以前のブログで紹介させていただいた債券ETFは比較的長期の債券が中心のETFだったのですが、今回は短期米国債券のETFとなります。
なぜ今回は短期債なのかと言いますと、あの投資の神様と言われているウォーレン・バフェットさんが格下げがあったにもかかわらず米国短期債券に投資しているとの事で、要するにイナゴ的な内容になっております。
著名投資家にイナゴするんだという事はハッキリさせておいた方が良いでしょう。
ただし、上記の記事にあるようにバフェットさんが購入しているのは3ヵ月物か6ヵ月物の現物債券になりますので、債券ETFではありません。そして3~6ヵ月債券のETFが調べても出てこなかったので、自分が紹介するのはそれらに比較的近い1~3年債券のETFとなります。
それでは下記に3つほど紹介させていただきます。
先の2つはドル建てETFとなり、最後は円建てETFとなります。
なお経費率、分配金は2023年8月9日時点での数値となります。
1.iShares 1-3 Year Treasury Bond ETF(SHY)
こちらはブラックロック社が出している残存期間が1年から3年の範囲にある米国債券に投資しているETFになります。
2020年からの日足チャートは下記のようになります。
Bloomberg調べで、経費率は0.15%、分配金は3.13%となっております。
2.Vanguard Short-Term Treasury ETF(VGSH)
こちらのETFはバンガード社が出している残存期間が1年から3年の範囲にある米国債券に投資しています。
2020年からの日足チャートは下記のようになります。
Bloomberg調べで、経費率は0.04%、分配金は3.55%となっております。
経費率、分配金の事を考えると、チャートの形がほぼ同じなので、余程のこだわりが無い限りSHYよりもVGSHの方が良さそうです。
3.iシェアーズ 米国債1-3年 ETF(証券コード2620)
こちらは東京証券取引所で取引できるETFで、米国債(償還残存期間1年以上3年未満)への投資を通じて、「FTSE米国債1-3年セレクト・インデックス(国内投信用
円ベース) 」に連動する投資成果を目指すETFです。
為替ヘッジはなしです。
こちらのETFは設定日が2020年10月14日となっておりますので、2020年10月15日からの日足チャートとなります。
Bloomberg調べで、経費率は0.14%となっていますが目論見書では0.154%で、分配金は2.38%となっております。
バフェットさんにイナゴするのであれば、これら3つの中から選ぶのが良さそうです。
すでに米ドルをある程度所持しているのであればVGSHが有力候補でしょう。
これからドル転というのが面倒な方であれば証券コード2620が良さそうです。
なぜバフェットさんが短期債を購入しているか、その真意は明らかになっておりませんが、自分なりに考察してみると、
1、政策金利の利上げが年内はあと1回であるとパウエル議長が発言しているので、これ以上金利が上昇してこない=債券価格が2022年のような大きな下落をしてこない可能性が高い。
2、短期債であれば資金の拘束期間が短いのでリスクを抑えることができる。
と勝手に考察してみました。
ここまで読んで頂き本当にありがとうございました。
このブログが皆様の参考になれば幸いです。
最後にQQQの上位構成銘柄の比率を載せておきます。
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