へるへるの投資blog

QQQとVOOをメインに投資している米国株長期投資家です。

2022年6月30日の米国株市場の個人的展望

6月29日の米国市場はNDXとダウ平均は上昇でS&P500は下落で終わったが、どれも比率としては小幅なので、ほぼトントンといったところでしょう。

ただ6月30日は先物の動きからみると下落スタートとなりそうだ。

 

そして下記が6月30日に発表された米国の経済指標となるが

この中でも上から2番目に表示されているコアPCE物価指数が予想を下回ってきたので、インフレ懸念が少し後退してきている事が分かる。

また上から4番目の失業保険申請件数も予想より多くなっているので、景気後退懸念も上がり始めいているのではないかと読み取れる。

 

これらの事が重なって今夜の米国株市場は非常に弱い事が予想されるが、債券の方はかなり買われているようだ。

上記のように米国の主要債券の利回りが低下しているので、これは米国が景気後退に陥る可能性が高いと見て資金を債券に移動させているのだろう。

 

しかし来月のCPIの結果が最も重要だと個人的には思っているので、今回発表された経済指標だけではまだインフレ鎮静化にはほど遠いという感想です。

そのCPIの中でも割合の高いWTI原油のチャートを確認してみると

まだまだ下落したというより横ばいと言った方が適切かもしれない。

 

最後にQQQの上位構成銘柄の比率を載せておこうと思う。

昨夜は全体的に小幅な動きだったので比率に大きな変化はないように見える。

 

米国株バナーをポチリして頂けると大変励みになります。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

2022年6月28日の米国株市場の個人的展望

6月27日の米国株市場は寄り天で引けにかけて売られていき、マイナスで終えている。

そして、今夜は昨日と同じく下記のように先物が上昇している。

なので、6月28日の米国市場は上昇からスタートしてくると予想できるが、今夜も昨日と同じように寄り天の可能性もあるので、先物が上がっていても楽観視しないようにしよう。

インフレ鎮静化はやはり7月13日のCPIの結果を見てから判断する方が良いと思う。

 

ただ、モルガンスタンレー調べによると原油以外のコモディティは明確に下落しているとのこと。

下記がそのチャートとなるが

灰色の網掛け部分は米国のリセッション時期を表したものになるが、直近の下げ方がリーマンショック時のような下落幅をしている。

 

ただ、原油はまだまだ高い。

下記はWTI原油のチャートであるが

赤色の50日移動平均線を上抜けてきているので、まだまだCPIの結果を上回ってくる事も視野にいれた方が良いと考えている。

この原油が下がってくれば、明確にインフレ鎮静化が見えてくると思われるのだが...

 

そして、QQQの上位構成銘柄の比率を載せておこう。

おそらくまだ比率の更新が行われていないかもしれない。

昨日と全く変わっていないので、ちょっとブログを書くのが早かったか。

 

なので、最後は自分のレバナスの含み損を載せておこうと思う。

一応レバナスの含み損はかなり大きいが、自分のPF全体は-5%程なので、まだ心が落ち着いている。

というかレバナスがとてもとてもとても足を引っ張っている状態ということか...

 

米国株バナーをポチリして頂けると大変励みになります。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

2022年6月27日の米国株市場の個人的展望

6月24日の米国市場は大きく上昇したが、自分はこの動きはブルトラップだと思っている。

まだインフレの鎮静化が明確に見えていないため上昇しても、それは長く続かないだろう。

ただ、下記のように米国主要三指数の先物は現在上昇しているので、6月27日は上昇からスタートとなる可能性が高い。

なので、米国株市場は全体的に強い事も考えられるが、WTI原油もこの動きに合わせて上昇してきているので、この原油の上昇が続けば7月13日のCPIは注意が必要だと思っている。

 

下記はWTI原油の値動きであるが

直近で黄色の100日移動平均線を下回ったがすぐに上抜けてきている。

そして去年の12月からの下値支えの青色の線で頭を抑えられているが、この青線は上に向いているため、これに沿って動くのであれば、次回のCPIも予想を上回ってくる事も考えられる。

 

下記の画像は、7月13日に発表されるCPIの予想となるが

赤枠の8.3%というのは前回と同じであるが、この予想を前回同様上回ってくる事になれば、株価は再び下落すると思われる。

 

そしてもっと恐ろしいのは、CPIの結果が高ければFFレートの予想も引き上げられてしまう可能性も出てくるという事だ。

 

下記は7月のFOMCFRBがどれほど金利を引き上げてくるかの予想を表したものになるが、

75bpsの上昇予想が92.7%となり、これはほぼ株式市場に織り込まれていると見る事ができるが、問題はその次の9月21日のFOMCだ。

 

9月21日も75bpsの利上げは31.5%となっている。

つまり7月と9月に連続で75bpsは株式市場にほとんど織り込まれていないということになる。

 

ここまでを踏まえてCPIの大きな割合を占めている原油があまり下がっていないことから、CPI発表で予想を上回る結果により、連続75bpsの可能性が浮上し株価暴落というシナリオが出てくるため、直近の米国株上昇を楽観視するのは極めて危険だと考えている。特に7月13日は要注意だろう。

 

ただ、これは自分が勝手に考えた最悪のシナリオのため、もしかしたら自分の予想は大外れする事もあるだろう。

もし自分の考えが外れるのであれば資産が増える事になるため嬉しいのだが...

 

最後にQQQの上位構成銘柄の比率を載せておこう。

全体としては特に変化はないといったところでしょうか。

 

米国株バナーをポチリしていただけると大変励みになります。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

2022年6月24日の米国株市場の個人的展望

6月23日の米国株市場は全体的に上昇で終えて、6月24日もこの流れを継続して上昇からスタートしそうだ。

一応、米国主要三指数先物先物は下記のように上昇している。

 

ただインフレ鎮静化の兆しはまだ見えていないので、たとえこのまま上昇が継続していったとしてもどこかで大きく下落する事も考えられる。

大きく下落するタイミングとして考えられるのは7月に入ってからの雇用統計とCPIの発表、そしてFOMC記者会見だと思われる。

 

日程としては、

雇用統計       → 7月8日

CPI        → 7月13日 

FOMC記者会見     → 7月27日

となっているので、この日は株価が大きく動くと考えている。

 

そして最近少し気になっているのはハイイールド債の動きだ。

上記はハイイールド債と米国10年国債の利回りの差を表したチャートになるが、これが上昇している。

このチャートが上昇してくると米国株は下落しやすく、逆にこの利回りの差が下落すると米国株は上昇しやすいという関係にある。

 

下記はあるYoutuberさんが紹介していたハイイールド債と米国10年国債の利回りの差をS&P500のチャートと比較している画像になるが、

赤く囲ってあるS&P500が大きく下落している局面ではスプレッドが上昇している事が分かる。

となると、このスプレッドが下落し始めた時がS&P500のボトムまたはその近辺である可能性が高い。

 

このハイイールド債の値動きを追うのに適した金融商品と言えばHYGというETFが参考になると思う。

今現在のHYGの一年間チャートは下記のように推移している。

見ようによっては落ちるナイフ状態、または少し下落が落ち着いているようにも見える。

これを米国株のボトムを探る一つのツールとして観察しておくのも良いかもしれない。

 

最後にQQQの上位構成銘柄の比率を載せておこう。

昨日は半導体セクターが弱かったが比率としてはそれほど変化はなかった。

 

米国株バナーをポチリしていただけると大変励みになります。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

2022年6月22日の米国株市場の個人的展望

6月21日の米国株市場は上昇で終えたが、それはブルトラップだった可能性が高い。

今現在の主要三指数の先物は下記のように下落しているので、

今夜の米国市場は下落スタートとなるだろう。

 

ただ、この指数の下落よりも深刻なのがWTI原油の動きだと思う。

上記がWTI原油のチャートであるが、青色のラインが去年の12月の安値からひいてみたトレンドラインで、更に黄色の100日移動平均線の2つのラインを貫通し、PIVOTのS1(102.311)付近まで下落している。

一日で6%以上もの下落なので、今夜のは米国の石油株はかなり売り込まれる事が想定される。

エネルギーセクターで有名なETFのXLE等は要注目かもしれない。

 

そして、この原油の動きは米国が景気後退に突入していくという事を見越している方が多いという事を意味しているのではなかろうか。

リセッションがこれから来るとなると、原油の下落はまだ始まりであり、主要三指数は今の価格から更に下に掘っていく事も考えられる。

 

自分もS&P500連動のETFでVOOという金融商品を持っているし、QQQやレバナスとオルカンにも投資しているので、ここから指数が売られると自分の資産も目減りしていく事となるが、原油が下落すればCPIの結果が予想を下回り、インフレ鎮静化の兆しが見えてくるかもしれない。

もしそのようにうまく事が運べば、FRBが金融引き締めの強化を緩めてくる事も考えられる。

 

なので自分としては資産が減っていくのは確かにきついが、それもインフレが落ち着くまでの辛抱だと思って米国市場を見守っていこうと思います。

 

最後にQQQの上位構成銘柄の比率を下記に載せておこう。

上位銘柄の中ではMeta Platformsが売り込まれていたが比率としては大きな変化はなかった。

 

米国株バナーをクリック頂けると大変励みになります。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

2022年6月21日の米国株市場の個人的展望(修正)

自分が6月18日に書いたブログで6月21日の米国株市場は下落スタートとなると予想していたが、どうも自分の予想は外れとなりそうだ。

6月18日のブログは ↓↓↓こちら

heruheruheru.hatenablog.co

 

予想が外れる可能性が高い理由として、米国主要三指数の先物が上昇しているのだ。

 

先物が上昇しているだけでは寄り天となる事も考えられるが、NASDAQが今年になってかなり売り込まれているというのも影響しているかもしれない。

下記はNASDAQ総合指数のperの推移を表したチャートであるが、

perはもう少しで2020年のコロナショックのボトムに到達しそうな所まで下落している。

いくらインフレが高く、金利が上昇している状況といってもコロナショックまでperが圧縮されているのであるならば安いと判断している方が多くなってきたという事もあって、今回先物が上昇しているのかもしれない。

 

ただ、この上昇はブルトラップの可能性もあるのでperが下がったといって、安易にここで資金の大半を投入するのは控えた方が良いだろう。

今年に入ってからの下落がリーマンショック時とかなり似ているとの事で話題となっているようだ。

下記の左のチャートがリーマンショック時で、右が今年のチャートとなるが、

白線の三角持ち合いの部分のチャートの形が非常によく似ている。そして恐ろしいのはまだ下落途中の可能性も秘めているようにも見えるところだろう。

 

今後更に大きな下落が来る事も頭に入れて、指数に連動しているETF等を購入する時は少しづつ拾っていくのがよいのではないか。

大きく資金投入をする時は、FRBが金融引き締めの強化の方針を変えた時が良いだろう。

 

自分の考えとしては二か月または三か月連続でCPIの結果が市場予想を下回ったにFRBが金融政策をハト派に転換してくると思っている。

CPIの結果次第だが、おそらく利上げの停止か、QTの減額または停止等の発表が来た時にそれなりの資金を指数連動ETFやレバナスに入れていきたい。

 

米国株バナーをクリック頂けると大変励みになります。

 

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

2022年6月21日の米国株市場の個人的展望

6月17日の米国株市場はセクターによって上昇した株もあり、下落した株もあった。

特に目立ったのはエネルギーセクターの下落だろう。

下記はS$P500のヒートマップだが、右中央のエネルギーセクターがとにかく赤い。



この影響もあり、石油株の割合が比較的高いNYダウはほんの少し下落したが、他の指数はプラスで引けた。

なので、月曜は米国市場は休場なので火曜日の相場は全体としては上昇する事も考えられるが、自分はおそらく下落スタートとなると予想している。

 

理由としては仮想通貨の世界で大きく下落している通貨が出てきている。

下記は6月18日の主要仮想通貨の値動きとなるが、

仮想通貨の代表的な存在のビットコインイーサリアムがかなり大きな下落で、ここ最近の傾向として、ビットコインとNDXはかなり高い相関性があるので、この動きの影響を受けて6月21日は下落スタートとなるとみている。

 

下記のチャートはビットコインとNDX(橙色の線)の値動きと、下の部分の青いグラフは2つの商品の相関係数を表したものになるが、

値動きは2022年に入ってからかなり似ている。

そして相関係数は0より上に推移してる時期が多いので、これらのことから来週のNDXは弱い可能性が高い。

 

ただ、ビットコインのチャートをもう少し長い期間で見てみると、下記のように2017年末の高値をサポートとしているようにも見える。

もし、ここをサポートラインとして反転上昇した場合は、自分の予想は外れて火曜日のNDXは上昇するかもしれない。

なので明日6月19日のビットコインの値動きを注視しておいた方が良いかもしれない。

 

最後にQQQの上位構成銘柄の比率を載せておこう。

6月16日引け後にAdobe Systemsの決算があり、EPSと売上高はよそうを上回るもガイダンスを外してしまい時間外で4%以上売り込まれていたが、市場が開いてからは-1%程で終えていた。多分NDX全体が上げていたのでそれに引っ張られた感がある。

 

まだまだインフレは鎮静化している兆しはないし、ビットコインの暴落もあり、来週も株式市場はかなり厳しい結果となりそうだが、いつ指数が反転してくるかは分からないので相場の動向を見守っていきたいと思います。

 

米国株バナーをクリック頂けると大変励みになります。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村