6月24日の米国市場は大きく上昇したが、自分はこの動きはブルトラップだと思っている。
まだインフレの鎮静化が明確に見えていないため上昇しても、それは長く続かないだろう。
ただ、下記のように米国主要三指数の先物は現在上昇しているので、6月27日は上昇からスタートとなる可能性が高い。
なので、米国株市場は全体的に強い事も考えられるが、WTI原油もこの動きに合わせて上昇してきているので、この原油の上昇が続けば7月13日のCPIは注意が必要だと思っている。
直近で黄色の100日移動平均線を下回ったがすぐに上抜けてきている。
そして去年の12月からの下値支えの青色の線で頭を抑えられているが、この青線は上に向いているため、これに沿って動くのであれば、次回のCPIも予想を上回ってくる事も考えられる。
下記の画像は、7月13日に発表されるCPIの予想となるが
赤枠の8.3%というのは前回と同じであるが、この予想を前回同様上回ってくる事になれば、株価は再び下落すると思われる。
そしてもっと恐ろしいのは、CPIの結果が高ければFFレートの予想も引き上げられてしまう可能性も出てくるという事だ。
下記は7月のFOMCでFRBがどれほど金利を引き上げてくるかの予想を表したものになるが、
75bpsの上昇予想が92.7%となり、これはほぼ株式市場に織り込まれていると見る事ができるが、問題はその次の9月21日のFOMCだ。
9月21日も75bpsの利上げは31.5%となっている。
つまり7月と9月に連続で75bpsは株式市場にほとんど織り込まれていないということになる。
ここまでを踏まえてCPIの大きな割合を占めている原油があまり下がっていないことから、CPI発表で予想を上回る結果により、連続75bpsの可能性が浮上し株価暴落というシナリオが出てくるため、直近の米国株上昇を楽観視するのは極めて危険だと考えている。特に7月13日は要注意だろう。
ただ、これは自分が勝手に考えた最悪のシナリオのため、もしかしたら自分の予想は大外れする事もあるだろう。
もし自分の考えが外れるのであれば資産が増える事になるため嬉しいのだが...
最後にQQQの上位構成銘柄の比率を載せておこう。
全体としては特に変化はないといったところでしょうか。
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