5月12日の米国株市場はこれまでのように大きくではなく小幅な下落だったが、一時プラ転している場面もあった。
明らかに値動きが変わったような気がするので、多分ショートカバーが入ってきたと思う。
特にハイパーグロースと言われる成長途中の企業の株価が大きく上昇している場面があった。
下記のチャートはそういった成長途中の小型株の詰め合わせETFの値動きだが、下落からのリバウンドが入っているようにも見える。
そして、それに釣られてか米国主要三指数の先物も上昇している。
なのでおそらく5月13日の米国市場は上昇からスタートすると思われる。
ただし、これはショートカバーだと思われるので、ここから更に来週もこの状態が続くかどうかはまだ微妙だ。
まだ完全にインフレがピークアウトしたという兆候が見られていないし、これからFRBは利上げと大規模なQTを行う事がほぼ決定しているからである。
なので自分はまだ下目線で考えている。
特にインフレはウクライナ情勢が長引いている事をみると、そう簡単には落ち着いてこないのではないだろうか。
一応自分が見ているコモディティ指数の日足チャートを下記に載せておこうと思う。
これが様々なコモディティの総合指数とも呼ばれているS&P GS 商品指数というもので、これがまだ横ばいで推移している。
こちらが明確に下落してくるとインフレが落ち着いてきたという目安にもなると考えている。
あとは来月のCPIの発表を待ってインフレ状況を確認していくのも良いと思う。
以上を踏まえて、今夜の米国市場の上昇は一時的なものと捉えているので楽観視してはいけない。
そして、最後にQQQの構成銘柄の比率も下記に載せておこうと思う。
今、このブログを書いている途中で米国市場が開いてしまったが、前日と比べて比率が大きく動いているものはないと思われる。
まだまだ株式市場はきつい状況が続いていくと思われるが、それでもいつかは大きく上昇する局面が出てくると思われるので、特にインフレ状況は注視していこうと思う。