へるへるの投資blog

QQQとVOOをメインに投資している米国株長期投資家です。

2022年5月24日の米国市場の個人的展望

5月23日の米国市場は三指数共に上昇したが、引け後にSnapという広告系の企業が利益警告をしたため、これにより時間外で米国主要三指数の先物は下記のように揃って下落している。

 

自分が監視しているSnap以外の広告系の企業であるGoogleやMeta(旧Facebook)、The Trade Deskなどの企業も5%程の下落をしているため、これらに連れ安して指数も下落していると思われる。

 

ただ、広告系の企業の利益が減ってくるというとこは、その広告を依頼してくる企業の業績も良くない状況が出てきているという見方もできるため、米国の様々な企業が広告に費用をかけている場合ではないといった環境なのかもしれない。

その懸念もあって指数が先物ベースで大きく下げ始めたと見るのが自然か。

 

こうなってくると、益々リセッションが起こる可能性が高まってきたと考えるべきかもしれない。

 

下記に示したチャートは米国の10年債の金利から2年債の金利を引いたものになるが、

4月の上旬に一瞬0(青色の線)を下回った。

この現象が起きると近い将来リセッション(景気後退)が来るという事を表しているなどと言われているが、それが現実になりつつあるとマーケットが考えているのではないだろうか。

 

これらの現象が起きている事を考えると、まだまだ米国の株価指数は下げてきそうである。

NDXのPIVOTのS2のラインでレバナスに資金を投入しようと思ったが、もう少し状況を見てからインした方が良さそうだ。

 

一応5月25日の深夜1:20からパウエル議長の発言があるので、そこで株価がどう反応するのかチェックはしておこう。

パウエル議長からの発言は基本的にハト的な発言はないと思っている。

 

そして6月10日にあるCPIの予想数値も8.1%という事が発表された。

下記に6月10日の米国経済指標を載せておこう。

前年の6月10日のCPI(消費者物価指数)は5.0%だったため、その数値との比較で8.1%予想なの、実際はインフレは予想の段階ではまだまだ高いという事を表しているので、この8.1%を明確に下回らないとインフレが鎮静化し始めているとは言い難い。

 

あと5月25日の米国市場の引け後にNVIDIAの決算があるため、こちらもどのような内容かチェックしておこう。

 

そしてQQQの上位構成銘柄の比率も下記に載せておく。

おそらく今夜はAlphabetとMeta Platformsは大きく下落からスタートするはずなので、ここの比率も大きな変化が起こるかもしれない。