7月27日の米国株市場は下記のように先物の動きをみると市場が開いた場合プラススタートとなる可能性があります。
ただ、深夜3時半にFOMC記者会見があるので、そこに向けて売られてくる事が考えられるので楽観視しない方が良いと考えています。
パウエル議長が75bpsの利上げを発表すれば更に上昇すると思っていますが、もし100bpsにした場合はかなり大きく下落してくると思います。
そして28日には米国のGDPの発表があり、これは下記の赤丸ように0.5%のプラスになると予想されています。
これがマイナスの結果が出てくると株式マーケットが乱高下してくると考えています。
3月からのGDP発表がマイナス続きなので、7月もマイナスの結果であればリセッション懸念がより一層強まってくると思います。
リセッションの先行指標といわれている米国の10年債金利から2年債金利を引いたチャートを下記に載せておきます。
青い線が10年債金利と2年最金利の差が0の線となり、ドットコムバブル崩壊とリーマンショックで0を下抜けて2年債金利の方が高い状態となっています。
そして、これが今月から0を下回り、リーマンショック時よりもほんの僅かに下回っています。
これはおそらく債券投資家が景気後退懸念を強め、安全と言われる金融商品である米国10年債券を買っている(資金を避難させている)事を意味していると思っています。
なので景気後退を意味する米国のGDP2四半期連続マイナス成長という結果が出れば株式市場は更に下落圧力を強めてくると考えていた方が良いかもしれません。
更にAlphabetの決算発表があり、その内容は
✕EPS 結果$1.21 予想$1.31
✕売上高 結果$69.69B 予想$70.04B
✕Youtube広告 結果$7.34B 予想$7.53B
✕Google Cloud 結果$6.28B 予想$6.33B
市場予想を下回っている。
そしてMicrosoftの決算発表は
✕EPS 結果$2.23 予想$2.3
✕売上高 結果$51.9B 予想$52.47B
✕Azure売上高 結果+40% 予想+44%
こちらも市場予想を下回った。
ただ、これらの決算内容はすでに市場は織り込み済みだったようで時間外で3%以上上昇しています。
最後にQQQの上位構成銘柄の比率を載せておきます。
Teslaが少しづつ比率を引き上げてきています。
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